共同研究
NPO千葉健康づくり研究ネットワーク(千葉市)
千葉大学大学院医学研究院環境影響生化学(千葉市)
河北医科大学(中国 河北省 石家庄市)
承徳医学院(中国 河北省 承徳市)
常葉大学(静岡 富士市)
加盟団体
ゼオライト学会(東京都)
国際融合医療協会(東京都)
ストレス応答機能(SOS応答)とは?
最近は『ストレス』という言葉を一般的に使うようになりました。 そして、生体は、過大なストレスを受ける事により様々な機能不全が蓄積されて行き、病気になることもわかってきました。 しかし、ストレスの正体は未だ未知の領域です。
では、生体はどのようにして刻々と変化するストレスレベルに対して複雑な集合体である生命個体を維持しているのでしょうか?
生体がストレスを受けた時、細胞からは特定の分子類が検出されることが知られています。サイトカイン、プロテアーゼ、シャペロンと言われるタンパク質です。
これらの分子類を詳細に分析することにより、生体には、個体-細胞-分子類-RNA-DNA(遺伝子)が応答連動して働くメカニズム = ストレス応答機能(SOS応答)が存在することが、近年、千葉大学大学院医学研究院環境影響生化学の研究でわかってきました。
このSOS応答科学に基づく最新の共同研究により、ライフセラミックスという物質が生体内部の機能に働きかけストレスを緩和する作用を科学的な側面から理解できるようになってきたのです。
ライフセラミックス反応水培養ヒト細胞に酸化ストレスを与えた場合、遺伝子障害の抑制に関連するシャペロンを増加させる事が示唆された。
①GRP94の増加 | 放射線障害の軽減に関連するシャペロン 1.81倍 |
---|---|
②GRP78の増加 | 放射線および化学物質による遺伝子障害の軽減に関連するシャペロン 1.37倍 |
③AnnexinⅡの増加(HSP27の結合分子) | 同上の機能に関連するシャペロン 1.26倍 |
ライフセラミックス反応水培養ヒト細胞に酸化ストレスを与えた場合、マイクロRNA群の発現変化が示唆された(リアルタイムPCR解析)
①miR-381 | 細胞増殖の抑制に関与するマイクロRNA 2.7倍の発現上昇 |
---|---|
②miR-431 | 同上の機能に関連するマイクロRNA 1.3倍の発現上昇 |
ライフセラミックス反応水培養ヒト細胞に酸化ストレスを与えた場合、ヘッジホッグシグナル遺伝子群(DNA)の発現変化が示唆された。(PCRアレイ解析)
①BMP4 | (Bone morphogenetic protein 4) 4.9倍の発現上昇 |
---|---|
②GAS1 | (Growth arrest specific 1)細胞増殖抑制に関与する遺伝子 4.5倍の発現上昇 |
データ解析:千葉大学大学院医学研究院環境影響生化学
酸化ストレスに対して、ライフセラミックスの影響で細胞が環境変化し、タンパク類が発現上昇し、細胞障害を抑制する遺伝子が発現するSOS応答促進モデル
過酸化水素濃度50μM処理後のCS細胞(紫外線高感受性培養ヒト細胞)の生存率
ライフセラミックスパウダー反応水培養細胞はへい死が少なく、酸化ストレスに対する高い細胞致死抵抗性が確認された。(追記: X線1Gy、2Gy照射のCS細胞にも致死抵抗性が見られた)
第 28 回ゼオライト研究発表会 主催:ゼオライト学会 平成 2 4 年 1 1 月 2 9 日・3 0 日
呼気中のアルコール濃度の変化(人)
試験方法
①被験者に、10日間の日常生活の中で、1本500mlのライフセラミックス反応水をランダムに飲用してもらった。
②その後、被験者にアルコール(主として赤ワイン)100ml以上(アルコール量約10ml以上)を飲用してもらい、10分後、2回、呼気中の濃度を測定した。
検査機器:ALC-miniⅢ(東海電子社)
ライフセラミックス反応水の飲用量に伴って、被検者の呼気に含まれるアルコール量が上昇したことから、ライフセラミックス反応水が、体内に吸収されたアルコールの代謝を高め、速やかに排出を促進する可能性が示唆された。
血液中のアルコール濃度の変化(ラット)
試験方法
①260g±10gのラットに、ライフセラミックスパウダーを経口投与する。
1)ライフセラミックス5mg/ラット体重100gあたり
2)ライフセラミックス10mg/ラット体重100gあたり
②それぞれのラットにお酒(アルコール濃度56%v/v)を経口投与する。
お酒1.2mL/ラット重量100gあたり
③ラットの目の静脈血液を、時間ごとに、100マイクロリットルずつ採血する。
(0.5/1/2/3/6/12時間後)
④血液を900マイクロリットルの蒸留水で希釈する。
⑤希釈された血液サンプルのアルコール濃度(EtOH)をHPLCで測定する。
どの条件下でもアルコール投与後約1ー2時間後に血中のアルコール濃度レベルが最高となりその後減少した。同時に、セラミックスパウダーの投与量が増えるにしたがってより速やかに血中のアルコール量が減少することがわかった。
アルコールに対する肝臓の保護作用(ラット)
試験方法
ライフセラミックスパウダーを経口投与した後、アルコール度50%の酒を数日間経口投与したラットの肝臓細胞組織を顕微鏡で目視した。
アルコールのみ摂取させたラットの肝臓細胞は、細胞核、細胞壁の弱体化、炎症、脂肪などが見られたが、ライフセラミックスを摂取させたラットの肝臓細胞にはほとんど見られなかった。
飲酒前のライフセラミックスの経口摂取によって
①アルコールによる肝臓細胞の弱体化の軽減
②アルコールによる肝臓細胞の炎症軽減
③アルコールによる肝臓細胞の脂肪蓄積の軽減 などの効果が示唆された。
免疫マーカーの発現変化(マウス)
免疫マーカーの発現変化(ヒト血液リンパ球)
試験の意義と数値の指標
唾液アミラーゼ活性値は、ストレスへの抵抗性を簡易的に測定するのに極めて重要な指標である。(アミラーゼ活性値が低くなる⇒副交感神経が優位になる⇒ストレスの緩和)
試験方法
ライフセラミックス反応水100mlを被検者に飲んでもらい、飲用前と飲用後10分ー20分以内で、唾液アミラーゼ活性テストを実施し比較を行った。
・被検者は、 37才ー51才の男女計13名。
・前/後は、反応水飲用前と飲用後の値。
・データは±10以上を優位な差として、判定を行った。
検査機器:唾液アミラーゼモニター(ニプロ社)
ライフセラミックス反応水の飲用により、被検者13名中10名でアミラーゼ活性値の優位な低下傾向が見られ、人のストレスを緩和する可能性が示唆された。
試験方法
①ライフセラミックス反応水を飲用する前に、被検者それぞれの血液を採取。
②その後、日常生活の中で、1本500mlの反応水をランダムに飲用。
(条件設定をすると、被検者に過大なストレスがかかるため、反応水の摂取はあくまで自由とした)
③一定期間の後(約10日間)、再び被験者の採血を行い、飲用前後で血液検査を実施しデータを比較した。
・被検者は、 40才以上75才以下の男女計11名。(女性は番号に○印)
・被検者各々の期間中の還元水飲用本数は、被検者番号の下段に明記。
・検査項目の基準値と単位は、検査項目それぞれの下段に明記。
・前/後は、還元水飲用前と飲用後の値。
実施:NPO千葉健康づくり研究ネットワーク
分析:株式会社サンリツ(千葉市)
上記4つの肝臓機能を示すマーカーに変化があったが、特に、肝細胞の損傷に関わるALT、ALP値。急性・慢性肝炎、高脂血症、膠原病、脂肪肝、肝硬変などのマーカーである血清タンパクTTT値において被検者に数値の改善が多く見られた。
腎機能マーカーについては、尿素窒素、クレアチニン値に変化が見られた。CPKについては、さらに検討を要する。尿酸値についてはさらに詳しい試験を実施中。
脂質代謝については、特に中性脂肪において、多くの被検者に有効な数値の改善が見られた。
ラットにおけるライフセラミックスの過剰投与の影響に関する試行実験報告書
(解説付き日本語版)平成26年8月26日 報告者 河北医科大学教授 董改
目的:すでに、ライフセラミックスがラットにおけるアルコールによる傷害に対する阻止に効能があることを示唆する結果を得ているが、その結果に関する論文を作成するための知見として必須とするライフセラミックス自体の過剰投与の影響が未調査であり、今回、その調査のための予備的な試行実験を実施した。
実験場所:河北医科大学
実験時期:2014年7月28日より同年8月10日
調査用ラット:アルコールによる傷害に対する阻止に効能があることを報告してある投稿中および別途投稿予定の論文用に用意してあるSDラット(オス10週齢)の一部を使用。
対象資料:論文中使用してある株式会社ウエッジ社提供のライフセラミックス粉末資料使用上の調整方法:次の3種類の調整を実施。
1、30gのライフセラミックス粉末を50ml純水に混入させた物(以下サンプル1)
2、10gのライフセラミックス粉末を50ml純水に混入させた物(以下サンプル2)
3、3.3gのライフセラミックス粉末を50ml純水に混入させた物(以下サンプル3)
評価方法:サンプル1,2、あるいは3のいずれかを午前8時と同日の午後4時の2回、18匹のラットで、各ラットにおける体重100gあたり1ml量となるように投与し、投与日より2週間後、ラットの生死を判定。
サンプル1を投与した6匹のラットで生存していたものは2匹。
サンプル2を投与した6匹のラットで生存していたものは4匹。
サンプル3を投与した6匹のラットで生存していたものは5匹。
試験結果の評価: LD50 : 4g/kg体重と推察。
資料提供:河北医科大学/NPO千葉健康づくり研究ネットワーク